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悩みの原因を3つに分類するために円グラフを使うこと

悩みの原因を3つに分類するために円グラフを使う、という方法を知りました。
その方法は、 Responsibility Pie Chart (RPC) といいます。
RPC は Bounce Back という 小学生向けのポジティブ教育 のための
教育プログラムの中の1つのツールです。

おそらくですが、カウンセリングなどで利用される 責任円グラフ はこの RPC が元ではないでしょうか?
(同じものかも?違うのかもしれないが)

Responsibility Pie Chart とは?

Responsibility Pie Chart はネガティブなできごとが何の結果として発生したかを理解するためのツールです。
ネガティブな出来事は以下の3種類で構成されると考えます。

  1. 自分の行動の結果
  2. 他人の行動の結果
  3. ランダムな予想できない要素

それぞれが何%ずつか考えながら円グラフに書き出します。
そして、本人と他者(もともとの用途は子ども向けなので、子どもと教育者)が話し合いつつ、
その偏りへの指摘をもらったり、自分の行動の結果の問題や他人の行動の結果に対して次の機会があればどのように
対処するかを考えることによって、以下のような効果が期待されます。

  • 「立ち直る力」が増す
  • ネガティブ思考よりもポジティブ思考に傾く
    • ネガティブな思考の多くは、その原因を詳細に把握せずに曖昧に自責として捉えた結果であることが多い
  • 実際に問題を解決できる可能性が高まり、結果として成功体験が増え、自己効力感が高まりやすくなる

まとめ

Bounce Back の文脈では小学生向けの教育として紹介されていた手法ですが、
大人にとっても有効そうに思いますし、色々と用途がありそうです。

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