質問・依頼には背景と目的を添えるとよりよい答えを得られやすく、
添えないとよりよい答えを得る機会を損失する可能性があります。
比較の例
背景・目的を添えない場合
ガムテープをちょうだい、と子どもに言われたとします。
ガムテープを渡すとガムテープで折れた虫取り網の棒部分を直しています。
直したあとに暫くすると、また折れてしまったようです。
※実話ではないです
背景・目的を添えた場合
ガムテープをちょうだい、と子どもに言われたとします。
目的を聞きます。
(背景)尖った岩場で虫取り網の棒部分が折れたことがわかります。
(目的)それを直したいとのことです。
実は新品の虫取り網があるので、それを渡すことにします。 また、尖った岩場での虫取り網はそっと使うことを伝えます。
子どもはガムテープで直すよりもよりよい結果を得ることができます。
まとめ
背景・目的を伝えると、その背景・目的にあったよりよい答えを得られる可能性があります。
簡単なことに聞こえるかもしれませんが、
仕事においてこのことを忠実にできている人というのは意外と少数派なものです。
それは、
- こういった観点がない
- 相手に暗黙の期待をしている(背景・目的は言わなくても分かるだろう)
の2種類ぐらいがありそうだなと思います。
あなたの周りは背景・目的を添えて質問してくれる人が多いでしょうか?