Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

ボトルネックと現在地の地図

ある程度大きな物事に複数名で取り組む場合に

  • 全体地図
  • 現時点での各位置の重要度
  • 取組中の課題の位置

これらが関係者全員に瞬時に把握できるようになっていたら、
すごく捗りそう、という想像をしています。

Webサービスの例

あるECサイトがあるとします。
このサイトの流れは以下のようになっているとします。

  • 広告やコンテンツによる認知
  • ユーザー登録画面への流入
  • ユーザー登録
  • ユーザー登録後、ユーザーのニーズにあった商品ページへの誘導
  • 商品の購入選択
  • 購入決定
  • 2回目以降の購入
  • 常連化
  • 熱狂ファン化して口コミ拡散

現在認知施策は成功し、ユーザー登録画面まで誘導できているが
ユーザー登録率が低いものとします。

この場合、現状最も取り組むべきなのはユーザー登録画面の改善です。
いわゆる EFO (Entry Form Optimization) ですね。

このとき、購入決定画面に改善すべき箇所が見つかったとします。
現時点でこちらに工数を割いてもボトルネックであるユーザー登録画面が改善されなければ
そもそも登録者が少ないので効果が低くなります。

このように、今やるべきことに集中することが重要となります。

この場合、チームメンバー全員が

  • サイトの流れ
  • 現在のボトルネック
  • 今担当している課題がサイトの流れのどこに当たるか

を把握できる状態になっていれば、重要な課題に集中できます。
特に自律的な組織の場合は各自が意思決定することになりますが、
この際にリーダーに確認しなければ状況がわからない、というのでは

  • スピードが出なくなる
  • スピードが出るが誤った選択をしやすくなる

のどちらかになってしまいます。

まとめ

常にチームメンバーが全体像・ボトルネック・現在地の関係を即把握できるようになっていると
とても効率よく物事をすすめていけることが想像できます。

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そのためにはツール・仕組み的なものがあるとよさそうなのですが、今のところ私は把握していません。
みなさんの現場で上記のようなことを確認可能にしたよい仕組みをとりいれていますか?

ゲーム系の会社さんとかはこういうのゲーム内でよくみますし、得意だったりしませんかね?
魔界村の全体マップとかわかりやすいですよね。全体と現在地。