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CKO(Chief Knowledge Officer = 最高知識責任者)ってなに?その職務と事例

Qiita:Team, esa, DocBase など、カジュアルに情報を共有する組織が増えているように思います。
情報共有の源流をたどると、野中郁次郎氏の知識創造関連の情報に辿り着き、
その流れでCKOという役職の情報に辿り着きました。
そこで CKO(Chief Knowledge Officer = 最高知識責任者) ってなに?
その職務と事例は?
という点についてまとめます。

CKO

CKO は Chief Knowledge Officer の略で、
日本語にすると 最高知識責任者 です。

  • 組織の目的にそったナレッジ・マネジメント戦略をつくる
  • ナレッジ・インフラの実現を監督する
  • ナレッジ・マネジメントのプロセスを先導し、知識の創造と普及を促進する
  • プロセスと文書化のためにナレッジ・マネジメントの指針を確立する
  • ナレッジ・マネジメントに関して従業員を動機づけ、情報共有のインセンティブプログラムを作る

などが一般的な役割です。
ただ、組織によって求められる役割は多様であるようです。

事例

Microsoft

} 富士通コミュニケーションサービス

CKO相当の役職として SS推進室長 という役職を設け、
SECIモデル相当の CSL Standard という仕組みが導入されているようです。

アンケート

まとめ

知識創造は今も昔も企業の利益の源泉であり、そこをいかに強化するかは組織の成功の鍵を握っていると考えられます。
昨今はAI等の進化もあり、より一層「人間にしかできない創造的な仕事」の重要度が高まっており、
その意味でもなおさらナレッジ・マネジメントは重要になりそうです。

御社は CKO もしくは、それに相当するポジションはありますか?

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