私が情報を共有する際の選定基準を形式化します。
暗黙知の形式化手順
詳しくは下記にまとめてあります。
暗黙知を書き出す
- 前提条件の前提条件を整える
- 他の人の役に立ちたいというマインドセットを持つ
- 人は多くの人と助け合って生きていることを認識する
- 過去・現在を振り返り実は人に助けられているということを理解する
- 人は多くの人と助け合って生きていることを認識する
- 「自分以外にとって何が有益か意識する」という視点を持つ
- 他の人の役に立ちたいというマインドセットを持つ
- 前提条件を整える
- 情報共有の収支の感覚を身につける
- 共有相手(組織、個人問わず)に対する理解を深める
- 共有相手をより幸せにしたいという気持ちを持つ
- コスト感覚を持つ
- 情報を読むコストはゼロではない
- 情報共有の収支の感覚を身につける
- 対象となる情報が共有先にどのように役立つか想像する
- 生産性向上
- 品質向上
- 共有先の基礎能力の向上
- 閃きの種になりそうかどうか
- 想像した内容をもとに共有先に利益をもたらしそうなら共有する
形式化可能な事例を抽出する
複数の箇所を抽出できますが、今回は「前提条件を整える」の部分を抽出します
抽出した事例を抽象化する
情報共有の収支の感覚を身につけることをパターンカタログにします。
今回はあまり抽象度は変わっていませんね。
背景
自分が手に入れた知識・情報を組織・仲間と共有するかどうか判断する必要がある
問題
情報共有の判断基準が明確ではない
要因
- 共有先について詳しくない
- 共有することの副次効果を理解していない
解法
情報共有の収支感覚を身につける
行動
- 共有相手のことを詳しく知る
- 共有のコストを知る
結果
情報共有の基準をみにつけ、コストパフォーマンスのよい共有を行えるようになる。
自分が関わる組織、人物について知ること自体はその他のことに対しても有益であるため、
他の物事に対してもポジティブな効果がある。
抽象化した形式知を学習可能にする
- 組織・チームの目的について知る
- 組織・チームのコンテキストについて詳しく知る
- 関係する相手について知る
- 情報を共有することのコストを知る
- 情報を共有する側のコストを知る
- 情報を共有される側のコストを知る
まとめ
収支を知る、とはいっても実際のところ事細かに「おそらくXXX円の効果があり、共有コストがYYY円で・・・」
というような話をできるわけでもなく、ざっくりと「これは共有したら得しそう」
ぐらいのふんわりとした感じであります。
みなさんはどのような基準で情報を共有していますか?
補足情報
共有コスト
日本語の読書にかかる時間はだいたい平均 500文字 / 分.
マインドセットを変えること
人のマインドセットを変えるのは難しい。
マインドセットが変わる=今とはものの見方が変わる=リフレーミングになります。
リフレーミングを意図的に起こす方法の一例としては、
実際にポジティブな経験をしてもらう方法があります。
今回の例で言うと
過去・現在を振り返り実は人に助けられているということを理解する
これを実感できるような体験をできるようなイベントを用意する、というのがよさそうです。