以下の記事の手順にそって私が「子どもの悩みを聞く」ときの暗黙知を形式化したいと思います。
今回は解決のフェーズは含まないものとします。
手順
暗黙知を書き出す
- 子どもが興奮している場合は別の楽しいことなどで意識を反らして一回落ち着かせる
- 遮らずに子どもの悩みを説明してもらう
- 子どもが何に困ってどう思っているかヒアリングする
- 解決策を考えるのに十分な情報を得られるまで詳細をヒアリングする
- 詳細に聞いても情報が不足する場合は実は全く別の要因によって困っていることがある。いつから困っているか遡って原因を特定する
形式化可能な事例を抽出する
子どもが興奮している場合は別の楽しいことなどで意識を反らして一回落ち着かせる
という部分を抽出します。
抽出した事例を抽象化する
「子どもが興奮している場合は別の楽しいことなどで意識を反らして一回落ち着かせる」
の部分のみを抜粋して抽象化してみます。
また、子どもに限らない話しであるため限定しない形にします。
背景
何か課題を抱えた人物がいるが興奮していてまともに説明できる状態にない
問題
課題を抱えた人物がいるが興奮していて正しい情報を聞き取れない
要因
- 感情に流されているときに適切な説明をすることは困難である
解法
相手を落ち着かせる or 落ち着くのをまってから説明をしてもらう
行動
- 状況に合わせて以下のような選択肢から相手に合わせた適切なものを選ぶ
- 別のことに意識を向けることで落ち着かせる
- 時間を置いて落ち着かせる
結果
落ち着いたことにより、興奮しているときよりも適切な説明をしてもらえる
抽象化した形式知を学習可能にする
- 相手が適切な説明をできる状態かどうか確認し、実際に平常心を促すことを実践で経験すること
まとめ
学習可能、のところがイマイチですが1例をまとめてみました。
この暗黙知を形式化する仕組みを「 Sharain (【ʃeəréɪn】)」と呼ぶことにします。
Share + Brain = Sharain です。