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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

rebuild.fmで話題になっていた週報仲間に似た分報仲間をはじめてから8ヵ月が経過して変わった世界

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ソフトウェア開発者に人気のポッドキャスト「rebuild.fm」で話題になっていた 週報仲間
2016年1月27日の配信 Aftershow 127 で取り上げられていました。
この放送を聞く二ヶ月前。私たちは分報仲間を開始していました。

※この分報仲間には miira というチーム名がついています。ツイッターのプロフィールのmiira㌠はこのことです

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前提情報

週報仲間とは?

3行でまとめると

仲間内で課外活動の週報を送り合う
何を書くかは自由
他人の頑張りをみてやる気が高まる

そんな活動です。

以下のブログエントリを読むと詳細が載っています。

bellflower.dodgson.org

分報とは?

今やっていること、困っていることなどをSlackなどのチャットツールで特定のチャンネルを作ってつぶやく手法です。
社内Twitterと例えられているのもその特性が分かりやすくていいですね。

以下が分報の発祥元のエントリーです。

c16e.com

通常の日報、週報と異なり

  • 困っていること
  • 考えていること
  • 雑多なこと

などがリアルタイムに共有されることが特徴です。
これにより、

  • 今まさに困っていることがすぐに解決されやすい
  • その人がどんなことを考えているのか分かるようになる
  • 人の考えが可視化されることで、他のメンバーとの相互作用で新たな閃きが生まれやすい

などのメリットがあります。
特にリモートの比率の多い現場では、オフライン時の「雑談」によって得られるような
メリットを享受しやすくなる、という点も大きそうです。

分報仲間

さて、いよいよ分報仲間についてです。

分報仲間とは?

仲間内でSlackの分報を使って日々やったこと、思ったこと、困ったことを好きにチャットで呟きます。
現在、私たちは私つながりで知り合った人たちが5名集まっています。
私以外の各自はほぼ初対面でした。
(インターネット上で多少の接点はあったが、実際に直接交流することはほぼなかった)

分報の発言内容について特に強制やノルマはありません。
各自の発言に対しては

  • 任意で会話を広げる
  • 単にながめて他のメンバーの考えや行動を知って刺激を受ける
  • Emojiリアクションで共感する
  • 互いの成果を褒め称える

などのリアクションが発生します。

f:id:tbpg:20160717233149j:plain ※赤塚さんとやりとりをして喜ぶ湊川さんに祝福のEmojiリアクションをするメンバー各位の図

単にこれだけではあるのですが、11月からはじめて明らかに大きな効果がでているな、
と感じているのでメリットと具体例を挙げていきます。

メリット

分報仲間のメリットについて考えてみました。私個人の考えなので他のメンバーはもっと違ったことを考えているかもしれません。

  • モチベーションをもらえる
    • あいつは今日もがんばってるな。私もがんばろう。
  • ヒントをもらえる
    • 各自が呟いた「思ったこと」のなかに自分の行動へのヒントがあったりする
    • アドバイスをもらえたりする
  • 閃きが増える
    • 様々な視点の考えを知ることができる
    • 気兼ねなく意見を交換し合える場の存在

具体例

5メンバー中3メンバーの例を抜粋します。

湊川あいさんの例

わかばちゃんと学ぶWebサイト制作の基本 」や「 マンガでわかるGit 」の著者、湊川あいさん。
湊川さんは日々本業の激務を終え、帰宅したあとや早朝の限られた時間で執筆を続けてきました。
その活動は孤独であり、他にも行動している他のメンバーの様子を目にしつづけることは
大きなモチベーションになったそうです。

私の例

私の場合はもともと、人生における夢・目的レスの状態が続いていました。
正月に 目標に関する記事 を書いたことをきっかけに、分報仲間がすすめていた「 ザ・コーチ 」を読み、
夢・目的・目標の重要さを知り、数ヶ月をそれを考え続け現在では自分がやりたいことがかなり絞れてきました。
38年間できていなかったことが、この分報仲間をきっかけにできるようになったということになります。

Qさんの例

Qさんは元々この分報仲間への参加自体がかなりの転機であり私達の中でも
業務領域的に一番関わりが薄い方だっただけにその刺激はすごく大きなものであるようにみえます。
この仲間からの刺激により、人生に関わるような大きな意思決定をし、
リアルタイムで劇的な変化を経験をしている最中です。

仲間がいない?

週報仲間の記事の最後に

でもツールよりもつきあってくれる仲間が不可欠。参加してくれているみなさまには感謝しております。

とあります。
そう、この活動には仲間が不可欠です。

とはいえそんなに簡単に仲間ができるわけでもない、というのもわかる気がします。
そこで少し擬似的に週報仲間、分報仲間的な体験をできるサービスに心当たりがあります。

ポエムサービス pplog です。

ここは

自分の思いを好きなように書ける場所が欲しい。

という思想のもと作られた場所です。
1件しか残せないミニブログのようなもの。
フリーコメントで攻撃はできず、引用文付きの足跡しか残せない。
購読することはできるけど、相互フォローの概念はない。

こういった制約によって「書きたいことを書きやすい場所」が実現されています。
普段インターネットに気軽に書くのがちょっとためらわれる、
本音・感情などが書きやすい場所になっています。

つながることができないはずのこの場所には、人の本音や感情が多くあり、
そこに足跡で「共感」してつながることができます。

これって、週報仲間や分報仲間とちょっと似ている気がしませんか?

ということで、週報仲間や分報仲間を体験してみたいけど
思い当たる仲間がいないという方には pplog をおすすめします。

pplog についてもっと詳しく知りたい方には以下のエントリをおすすめします。

d.hatena.ne.jp

ppworks.hatenablog.jp

実際、私達の分報仲間のうち2名は私とpplogでつながったことがきっかけです。