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人生ドラクエ化マニュアル実践記-セーブデータ2-人生ゲームの3つの要素

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人生ドラクエ化マニュアルを実施することで、本当に人生が変わるのか?楽しくなるのか?
まずは行動してみよう、ということで週に1回を目安に行動し、その結果をログとして残そうと思います。
今回は「人生ゲームの3つの要素」です。

人生ドラクエ化マニュアルとは?

人生ドラクエ化マニュアル、略して人ドラ(ジンドラ)。
「人生をドラゴンクエストに置き換えて楽しむ方法を考えてみよう!」
そんな考え方をまとめた書籍です。
エニックス社員のJUNZOさんの著書で、すでにパート1・パート2がでています。

運命のクエストカード

書籍「人生ドラクエ化マニュアルⅡ」には付録として「運命のクエストカード」がついています。

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クエストカードは全部で32あります。
1日1枚引くことを推奨していますが、他にも色々とやることがあるので週1を目安にしてみました。
週に1つを目安に実際に行動していきます。
そして、その結果を記事化します。

書籍「人生ドラクエ化マニュアル」「人生ドラクエ化マニュアルⅡ」に関する書評は以下にまとめてあります。

tbpgr.hatenablog.com

背景

私は30台後半のプログラマーです。
プログラマーという響きが好きなので使っていますが、実際はプログラミング以外にも
チーム全体のことや、優秀な人材の採用、 CodeIQ の出題者をやっています。
2016/04/23現在、 トリプルワーク をしていたりなど
今の時点でも色々行動してちょっと変わってことをしている人だったりします。

私には妻と3人の娘がいます。
話の流れ上、妻子が登場することがあると思うので仮の名前をつけておきます。

妻: マーサ

※画像は本人ではありません

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ちなみにこれ、うちの壁で羽化したばかりのアゲハチョウです

長女: ビアンカ

※画像は本人ではありません

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次女: フローラ

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三女: デボラ

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とします。

さて、ここまでテンプレ。以下から今回のクエスト内容です。

クエスト2 自分の人生ゲームに3つの要素が入っているか確かめろ!

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人生ドラクエ化マニュアルの著者JUNZO氏曰く
人生をドラクエ化するためにはゲームの3大要素を適用すればいい。
その3つは

  • 目的
  • ルール

です。

今週色んなイベントがあったな(遠い目
突発的に発生したクエストがあったので、そこに当てはめて考えて行動をしていました。

クエスト

役員プレゼン

先週、同僚と昼食帰りに歩いていると役員から声をかけられ、とある企画案の依頼を受けました。
対役員のプレゼンは初。同僚に至っては入社したばかりです。
そもそもオフィシャルな場でのプレゼン自体ほぼ未経験です。
このイベントを目的・ルール・敵の要素に当てはめてみます。

  • 目的1:役員が課題と考えている内容についての解決案を作り、結果としてその課題を解決することで会社のビジネスに貢献する。結果としてお客様に貢献する。
  • 目的2:役員からの信頼を得る
  • 目的3:優秀なチームメイトの実力をお披露目する
  • ルール1:明確な期日はないが、できるだけ早くレスポンスする
  • ルール2:本来の業務に支障を来さない範囲の短時間でささっと企画を作成する
  • 敵1:簡単に辞退可能という逃げ道付きのクエスト
  • 敵2:目的を確認する必要がある
  • 敵3:初のプレゼンという経験値の低さ
  • 敵4:役員相手のプレゼンという緊張感

補足。役員が無差別にこのような依頼をしているわけではなくて、今回の件は私が会社に対してある貢献をして、
似たようなことが私以外の方々にも広がると会社全体としてより好ましい状態になるのではないか?
という前提があったため私(と同僚)に依頼がきました。

目的

私も同僚も今回の突発的なクエストがもたらす利点については瞬時に理解できたので、
まず企画を作ること自体へのモチベーションは高い状態からスタートしました。
目的をもって業務にあたることはあたり前に思えるかもしれませんが、目的レスで働く人も多いので。

「うわ、役員プレゼンなんて怖い・・・。正式な依頼じゃないし『もしよければ』くらいの話だったのでスルーしようか・・。」
みたいなことは全くありませんでした。
話をもらった後、直ぐに直属の上長に報告し日程を決めて着手を開始しました。

この辺りについては普段から物事の目的を考えて行動する習慣がついているよい証拠だと感じました。
例えば以下の様な形でパターンのテンプレートに当てはめることで、業務で扱う物事が曖昧にならないようにしています。

tbpgr.hatenablog.com

ルール

今回の依頼は正式な依頼というよりは可能だったらやってね、くらいの内容だったので
明確な期日はありませんでした。
ただし、仕事において早いレスポンスが信頼・驚き・感謝を生むのは明白です。
依頼内容の性質上年度はじめの早い時期までに提案した方が効果が高いことも分かっていました。
そのため、他の優先タスクに影響を及ぼさない範囲で早く対応するレスポンスする、というルールにしました。

  • 敵1:簡単に辞退可能という逃げ道付きのクエスト

これは目的の欄にもありますが、逃げて立ち向かわないという選択肢もありましたが
その利点を把握していたため臆せず挑むことができました。

  • 敵2:目的を確認する必要がある

今回の依頼は昼食後に会社に戻るまでの数分間の会話が発端です。
たぶん、この会話だけでは真意を把握できず軸のズレたプレゼンになるだろう、ということで
元々予定されていた別の役員とのミーティング後の時間に詳細を確認しました。
これを元に企画の作成を進めました。しかし・・・(結果に続く)

  • 敵3:初のプレゼンという経験値の低さ
  • 敵4:役員相手のプレゼンという緊張感

3, 4 についてはもうこれ自体を経験にしよう、というくらいですね。
経験にできるという意味ではボーナスキャラ的な敵かもしれません。 メタルスライムとかはぐれメタル的なイメージかな。

なんか、こう考えてみると確かにドラクエ化した方が楽しげな感じがします。
高い経験値をもらえて、レアな報酬(利点)ももらえる希少クエスト!って感じです。

サイドイベント

さらに、企画をまとめてから発表日を待つまでの間にとあるイベントがあり、
依頼された内容以外にこの件の提案も追加することになりました。
これが助け舟になるとはこの段階では思いもよらず。
しかし、これがなかったらプレゼンは惨敗だったかと思うとかなり「運」のパラメーターが高そうですし、
このイベントを引き込んだ事自体は実力でもあり、「視点の高さと広さ」のパラメータも高そうです。

結果

プレゼンの結果ですが、 敵2:目的を確認する必要がある の部分で念入りに確認したにもかかわらず
そもそも企画の論旨がずれていたという目も当てられない状況でした。
これ自体はコミュニケーションの難しさだな、という新たな課題を確認できたという意味では良い経験でした。
そもそも、普段からの交流機会の少ない役員相手。しかもきっかけは数分の会話から始まった企画ということもあり、
もう少し事前に真の目的について確認すべきでした。

ちなみにお題に対して問題解決のフレームワークを利用したのですが、
そういったアプローチ自体に対する評価は高く、興味深いというお言葉をいただきました。
つまり、お題を取り違えたという問題はあれど
「彼らに任せると問題に対して体系だったアプローチを用いて解決案を提示してくれる可能性がある」
ということを認識していただくことができた、ということになります。

そして、サイドイベントにより追加した企画こそがまさに今回の本当の論旨に一致する内容だったらしく
非常に喜んでいただき、事なきを得るという結果になりました。

また、これは言われていないのですが今回のような件に対して素早く明確に行動を取る、
ということを本当にやる人自体の比率は少ないでしょうから、一定の評価を得られたのではないか?と思っています。

まとめ

人ドラのクエスト2を意識し、目的・ルール・敵を確認して行動することで

  • メリットを把握して素早く、明確に行動することができた
  • 緊張感あるイベントを楽しむことができた
  • 結果として希少な経験と色々な利益を得ることができた

クエスト2をクリア!経験値100を手に入れました。

※普段私は控えめだったり、緊張気質なのですがこの件を妙に楽しんで
ハイテンションで挑むことができたのは人ドラを意識していたからではないかなー?と今になって思います。

関連書籍

人生ドラクエ化マニュアルII

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