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ロビンソン式悩み解決法で娘の不安を解消した話

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私の小学生の娘はとても不安症。
小さな不安を膨らませて、過剰に恐れることが良くあります。
そんな時、友人との会話時におしえてもらったロビンソン悩み解決法を思い出したので試したところ
スパッ!と短時間で、ものの見事に娘の不安を綺麗さっぱり解消することができました。

ロビンソン式悩み解決法とは?

ロビンソン式悩み解決法は 数学ガールシリーズ などで有名な結城浩先生が紹介している手法です。
プログラマーの方にとっては Java言語で学ぶデザインパターン入門のほうが通りがいいかもしれません。

以下、結城先生がロビンソン式悩解決法についてまとめた記事です。

ロビンソン式悩み解決法 - プログラマの心の健康

上記記事から引用

紙を広げて、紙を二等分するように縦か横に線を引きます。 これで紙の上は二つの領域に別れました。
 
で、片方に
 
よいこと
と書き、他方に
 
よくないこと
と書きます。

肝は書きだすということ。頭の中だけであれこれ考えると必要以上に不安を膨らませたり、
よいことに目がいっていなかったりします。
書き出すことで、

  • 実は思ったりよりも大した問題ではなかった
  • 実は解決や回避が可能な問題だった
  • よくないことよりもよいことのほうがたくさんあった

などに気づくことができる可能性が高まります。

娘の例

娘の例、とはいっても具体的な悩みの内容をオープンにするのはよくないのでその辺は曖昧にしつつ
今日娘とやり取りした内容を説明します。

概要

娘はとあるイベントAに対してとても不安を抱えていました。
「いきたくない」
「いやだ」
「こわい」
などの発言を繰り返していました。

そこで、これはおそらくそのイベントAに対してあるかどうかもわからない不安のみを膨らませているだろう
そしてその不安はたぶん解決や回避が可能であろう、という予想がありました。
すると友人からおしえてもらったロビンソン式悩み解決法が頭をよぎりました

ロビンソン悩み解決法を実施

リストアップ

マグネットボードに縦線を引きます。
娘からヒアリングをして、左側によいこと。右側によくないことを書きます。

例えば左側のよいことについては娘に

「そのイベントAにいくとどんな良いことや楽しいことがありそう?」

と質問します。
想像できそうなところは追加で質問して娘の思考を刺激します。
例えば

「誰と一緒にいくの?その中に仲良しの子はいる?」

とか。
すると、良いことは8つありました。

次に右側のよくないことをききます。流れは左側と一緒です。
良くないことは2つだけでした。

不安の矛盾を見つける

次に2つの不安について掘り下げてみることにしました。
すると、一つはほぼ起こりえない事態に対する不安でした。
そのことを説明すると非常に納得したようです。

もう一つはそもそも勘違いによる不安でした。
むしろ楽しいことだったのです。

まとめて説明する

振り返ってみてみると、よいことが9個。ほぼ起こらないよくないことが1つです。
これを説明すると娘の表情がみるみる明るくなり

「イベントAいきたい!早くいきたい!」

と一転しました。えがった。

で、だいたいいつもやるのですが娘がなぜそのような不安に陥っていたのか。
パパがどのように娘の不安を解消したのか。 それを自分が説明できる範囲で子供にもわかるように説明します。
これはどのくらい分かってもらえたか分かりませんが、解決だけをするのではなく
解決方法そのもの。考え方そのものを覚えてもらいたいなー、というところからです。

まとめ

ロビンソン式悩み解決法を紹介してくれたSさん。
そしてロビンソン式悩み解決法の元ネタである結城先生。
ありがとうございます。

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