概要
書籍 Build Awesome Command-Line Applications in Ruby2
章
CommandLineを理解する
詳細
Be Easy to Use | CommandLineの構成要素を理解する | Options
Options
Optionsはユーザーがアプリケーションの動作を変えるための方法です。
・Short-Form
Short-Form optionはダッシュと1文字のアルファベットからなる。
複数列挙する場合はばらばらに書くこともできるし、ダッシュの後ろに列挙することもできる。
1文字なので正しい綴りを暗記せずに簡単に指定できる。
ファイルを日付順に詳細表示(バラバラに指定)
ls -l -t
ファイルを日付順に詳細表示(まとめて指定)
ls -lt
・Long-Form
Long-Form optionは2つの連続したダッシュと2文字以上のアルファベットからなる。
一般的に完全な単語を使用する。またはいくつかの単語をダッシュでつなぐ。
完全な単語なので、そのオプションがどのような内容なのかが簡単に理解できる。
複数列挙する場合はばらばらに書くこと。
./と../を除いてすべてのファイルを表示し、ファイルを降順で詳細表示
ls --almost-all --reverse -l
・switches
オプションのonとoffを切り替えるスイッチ。引数を伴わない。
switchesの例
全ファイル表示のオプション
ls -a
switchesはLong-Formの場合、基本的には switch を on にする。
on のケース
全ファイル表示のオプションを on にする
ls --all
先頭が --no ではじまる場合は switch を off にする。
off のケース
グループ表示のオプションを off にする
s --no-group -l
・flags
任意のパラメータで動作を変えるフラグ。基本的にはパラメータを伴う。
flagsの例
任意のパターンを無視して表示するフラグ。
ls --ignore=*.rb
Short-Form のフラグはオプションをスペースで区切って指定する。
Long-Form のフラグはオプションをイコールで指定する。
任意のパターンを無視して表示するフラグを Short-Form / Long-Form それぞれで試す。
$ ls -I '*.rb'
$ ls --ignore=*.rb