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リーンソフトウェア開発 | 狩野モデルによる品質要素分析

概要

狩野モデルによる品質要素分析

詳細

狩野モデルによる品質要素分析について。

要素 内容 充足度高 充足度低
魅力的品質要素 顧客すら気づいていないニーズ。驚き、喜びを生む 非常に満足 仕方ない
一元的品質要素 要望に応じた機能追加 満足 不満
当たり前要素 基本需要 あって当たり前 非常に不満
無関心 重要度が低い 満足も不満もなし 満足も不満もなし
逆効果 逆効果。作成したほうが邪魔になる 不満 満足(無いほうがよい)

アジャイル開発への適用

ストーリーの選択時などに、上記を留意して優先度を決める。
当たり前要素、一元的要素を満たした上で魅力的要素を付加することで
競合への差別化をはかることが出来る。

システム開発のマクロ視点で言えば、顧客のビジネスを深く理解した上で現状気づいていない
問題すら解決シてくれるシステムが高評価。
ミクロ視点で言えば、システムの利用状況を解析しユーザーも気づいていないUI改善や
未使用機能の除去の推奨などにより、もっと重要な機能への投資を促進するよう促したり
することにあたるか。