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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

『プログラマー現役続行』の書評

概要

柴田芳樹さんのプログラマー現役続行の書評。

内容

人の重要性

システム開発は人が行うものであり、開発者の技術力よって生産性は
大幅に変わる。どんなツールも、開発手法も技術者の技術力の変数を
超えることはない。

評価

日本のシステム開発会社はプログラマーの生産性をさほど重要には捉えておらず中々評価を得られない。
動機を維持する意味でも社外への評価を求める。
公演、執筆、コミュニティへの参加等。

技術者のレベル

初心者から匠まで七段階に分けたレベルを紹介している。
五段階のドレイファスモデルを更に細分化したような印象の内容。

現役続行のために必要な7つの力
  1. 論理的説明力
  2. 読みやすいコードを書く
  3. 継続学習力
  4. コンピューターサイエンス基礎
  5. 朝型力
  6. コミュニケーション力
  7. 英語力

コードレビュー力

テストは品質を確認するだけで改善しない。
品質を改善するには技術力を上げること。
開発者の技術力を上げるには、上級PGが他のメンバーのレビューを通して
全体の底上げを行うことが重要である。

感想

ここ数年で自分が自主的に考え実践していること、
日本のシステム開発に対して常に問題視していること、
などと重なる部分が多くついつい頷きながら読んでしまいまいsた。

さて、テーマとなる現役続行について。
必要となる要素に関しては全面的に同意した上で自分の学習状況は...
継続学習は2年ほど前から業務外で1日5時間前後は最低でも毎日やっているので問題なし。
推奨していた朝1時間早く出社して学習もちょうど自分で取り入れてやってました。
コンピューターサイエンス基礎。ここは弱みですね。文系出身を言い訳にサボっていた箇所でもあるので、
今後の学習課題としてTODOに追加。

英語力はちょうど最近、取り組み始めた内容と重なる部分も多かった。
移動中はipodに英語の会話音源を入れて聞きっぱなし。
自宅の作業時に聞く音楽を洋楽に。
英語の書籍を読む。
著名な外人プログラマーTwitterでフォローして、内容を読む。
など。

自分がいいと思って実践している内容と全く同じ内容がおすすめしている部分が多数あり
なんだか嬉しくなってしまった。

さて、モチベーションも上がったし勉強勉強!



プログラマー現役続行 (技評SE新書)

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