達人プログラマーの二章に関するまとめ
- 二重化の過ち
DRY原則(Dont Repeat Yourself)の重要性と対処法
- 直交性
設計以外も含めた直交性の重要性。
各個別要素の変更が他に影響を与えないようにする。
- 可逆性
可逆性のある設計をしておけば、DBの変更のような大掛かりな
手戻りが入った場合でも修正工数は最小限で済む。
- 曳光弾
小規模な実プログラムをサンプルとして作成し、それを叩き台にして
作業を進める。目に見えるシステムを初期段階から容易することで
お客様の要求との乖離を最小限にすることができる。
使い捨てのプロトタイピングとの相違点はそのまま実システムに発展させること。
※曳光弾wiki
- プロトタイプとポスト・イットノート
使い捨てのプロトタイプ。曳光弾と同様目に見える部分で確認が可能。
使い捨てであるため、見栄えだけを重視すればよく詳細のロジックなど
手を抜ける部分は省略出来ることが曳光弾との相違。
- ミニ言語
対象業務に特化した言語自体を作る。DSL(Domain-Specific Language)とも言う。
xmlやその他のプレインテキストの言語仕様をバッカスナウア記法(BNF記法)などで
定義して、そこから各汎用言語の処理を生成する。
対象領域により近い言語で要求を定義する事が可能。
- 見積もり
作業規模の見積もりを覚えることで、個別要件の実現可能性を判断出来るようにする。
■感想
曳光弾は新しいキーワードで面白かった。
BtoCにしろ、BtoBにしろお客様が開発者よりもシステムに詳しいことはまずない。
ウォーターフォール型の開発で後半の工程になって初めて画面を確認するような場合に
「あれ?こんなの頼んでないよ?」
などという大問題に発展したりする。
大きな企業だと進捗の遅れがまるわかりになってしまったりと
政治的な事情で公開出来ないこともあるんでしょうけど
いいアプローチだな、と思いました。
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