医療、軍事の世界などで用いられるデブリーフィング。
そしてそこから、実際の改善につなげる手法として構造化デブリーフィングの1手法である GAS tool についてまとめます。
デブリーフィングとは?
デブリーフィングは医療や軍事の領域で行われる、実施後の事実確認・共有です。
GAS tool
構造化デブリーフィングという手法の一例として GAS tool を紹介します。
GAS は以下のそれぞれの頭文字です。
- Gather information
- Analysis of information
- Summary for future practice
これらの行為を通して、取り組みをふりかえり、改善していきます。
ちなみに、たまたまなのですが個人的に考えているふりかえりのプロセスと同じになってました。
具体例
ふりかえり研修を実施した
- Gather information
- 参加者アンケートで情報収集
- 研修後の業務でとても役立つと感じてもらった
- 将来の業務で役立つと感じてもらった(とてもがついていない人が半分)
- 参加者が研修後実際にふりかえりを実践活用していた
- 参加者アンケートで情報収集
- Analysis of information
- よかった点
- 短期におけるふりかえりの有用性が伝わった
- 事例を添えて説明した
- 短期におけるふりかえりの有用性が伝わった
- 改善の余地
- 長期におけるふりかえりの有用性が伝わりきらなかった
- よかった点
- Summary for future practice
- よかった点の継続
- 事例を添えてわかりやすさを高める
- 改善点
- ふりかえりの長期的効果を伝える情報を追加する
- よかった点の継続
まとめ
自分のふりかえりプロセスがもともと名前のある手法と類似していることから、今度からこれをおすすめしようと思います。
ふりかえり手法は具体的な改善につなげてこそと考えており、 GAS tool はその面において有用だと感じました。