Standard Operating Procedure とはなにか、についてまとめます。
Standard Operating Procedure とは?
Standard Operating Procedure は任意の業務に関して 1 ステップずつ書き出された手順書です。
これにより、従業員はこの業務を同じ手順で同じ質で実施することができます。
略称は SOP です。
日本語の場合は、 標準作業手順書 もしくは 標準業務手順書 と呼ばれます。
SOP はこういった利用特性から
- わかりやすいこと
- 曖昧さがなく、明確であること
- シンプルなアクションのステップになっていること
が求められます。
SOP の主要なメリット
- 時間・お金を節約できる
- もっとも効率的なやりかたで業務を統一できれば時間・お金を節約できる
- 一貫性をもたらす
- 手順が定まっていれば、最も好ましい水準で成果が安定する
- コミュニケーションの基盤になる
- 業務について話し合うときに、各自の脳内だけではなく、明確な基準に基づいた議論ができる
結果として、導入時点で生産性の向上がしやすくなり、さらなる効率化や自動化のきっかけにもなると言えるでしょう。
SOP の作成方法
- 現状のビジネスプロセスに関わる人を集める
- その SOP で取り扱うスコープを定める
- 集めたメンバーで現状のビジネスプロセスの手順を洗い出し、そのステップを書き出す
- シンプルなものの場合はチェックリストのようになる
- 複雑なものはフローチャートになる
- メトリックスを決め、改善手順を決め、継続的に改善する
まとめ
プログラマー視点からすると、何かの手順や条件分岐を含むステップが並んだもの、というのはある種プログラミングそのものなので、けっこう受け入れやすい概念なのではないかと感じました。
業務手順をプログラミングのように考える、というのがプログラマーからみた SOP と言えそうで、そうなると成果物を変化させずにプロセスを改善する業務改善はリファクタリングと見ることもできそうですね。