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Ruby プログラマ tbpgr(てぃーびー) のブログ

世の中の採用担当、求職者がよりよいカジュアル面談を体験する方法について考えた

カジュアル面談が一般化してきた IT 界隈の採用シーンですが、トラブルの情報もよく見かけます。

この記事では

  • カジュアル面談とは何か?
  • カジュアル面談ではどのような問題が発生するか?
  • カジュアル面談にまつわる問題を解決するには?

ということについて順に触れていきます。

カジュアル面談とは何か?

カジュアル面談については、国内の起源および、その起源に影響を与えているであろう海外の採用手法について以前に調べた情報があります。

それらの情報をもとにした私の解釈は、

日本の労働人口の減少からくる採用市場の競争激化、特に競争が激しいエンジニア採用において「 明確な転職意志のある転職顕在層 」はわずかです。
逆に「 基本的には転職意志がないがいいお話があれば転職してもいい潜在転職層 」は多く、その層へのアプローチが重要になってきています。
そのため、潜在転職層にリーチするための手段としてのカジュアル面談が Paiza や Wantedly のサービスを通して普及し、一般化していったのではないかと予想します。
また、時代背景として単純作業が減り、組織の競争力の源泉が所属する人材の能力によるところが大きくなり、優秀な人材をより多く採用することの重要度が高まった影響もあるのではないかと考えています。
よりよい人材獲得のためには、採用市場に顕在化するのを待っていては遅いということです。

ただ、カジュアル面談が普及していく過程でこれらの出自や元々の意味合いを把握していないか、もしくは把握しつつ悪用するために確信犯で

「カジュアル面談を名乗っておくと応募者数が伸びやすく、KPIを達成しやすい。実際は一次面接だけどカジュアル面談と記載しよう」

というような方向性での活用例があるようで、そういったケースに遭遇した応募者からの不満の声があがるようになりました。

また、日本の解雇規制の関係で採用時の企業と雇用者のマッチングは非常に重要になります。
一度採用したら、そう簡単には解雇できませんので。
カジュアル面談は事前にマッチ度をはかる意味でも、好ましいフィルタの役割を果たしてくれます。
それは企業側にとってだけではなく、求職者側からみても利点です。
この利点が発生したのは、経緯としては副次的なものだったのではないか、と考えています。

詳細が気になる方は下記の記事を参照ください。

カジュアル面談ではどのような問題が発生するか?

  1. 面談のはずが,いざ訪問したら選考面接だった
  2. ドタキャン、連絡が遅い、音信不通になるなどの問題が発生した
  3. 雇用条件が不明の状態で訪問したら、全くの希望条件外だった

1, 2 が実際によく耳にする問題であり、さらに SNS 上でも不満の声としてよく上がっているものです。

3 は、どちらかというと Wantedly のサービスの制約上、求人企業が年収等の情報を開示できないことによって発生しているように思います。

求職者としては、以下の記事にあるようにただでさえ挫折しやすい転職活動におけるネガティブ要素が増えてしまいます。

採用担当としては、採用をするどころか意図せず自社の評判を下げている可能性があるわけです。
昨今の採用市場においては、潜在転職層へのアプローチが重要となり、そのためには採用ブランディング・採用マーケティングが重要である、と言われています。
その前提において、採用活動をするたびに組織の評判を下げるようでは長期的に安定した採用は望めません。

カジュアル面談にまつわる問題を解決するには?

上記の記事では

「選考ではなく、お互いを知るためのカジュアル面談ですね」 という事実を念押しした上で、会うとよさそうです。

などのように対症療法としての解決策を提案していますが、この記事では根本解決に向けた動きをしていきたいと考えています。

そもそもカジュアル面談の問題が改善されにくい情報のまま続いているように見える要因として、問題に関わる主要な主体である「採用担当」と「求職者」が相互協力して問題を解決する間柄ではない、という点があります。
カジュアル面談は「採用担当」と「求職者」の2主体で構成されていますが、基本的にこの両者間で実施された「カジュアル面談」のどこが好ましくなかったかについて意見交換される機会はほぼありません。
それぞれ、 SNS で発露された愚痴を観測する程度だと思います。
一部の企業で採用プロセスに関するアンケートを実施して改善することはあるかもしれませんが、それはあくまでその企業内に閉じた話です。

そこで、「採用担当」と「求職者」の両者が情報交換することによって認識齟齬を減らし、相互認識としてのカジュアル面談の姿を明確化し、発信していくとよいのではないかと考えました。
そういった動機から以下のイベント開催をすることを決めました。

第1回 転職透明化らぼ-ここが残念だよ採用企業&応募者 カジュアル面談編
開催日時 - 2019/05/14 19:00 開始

rtlabo.connpass.com

カジュアル面談に関して、採用担当・求職者双方が意見交換をできる場です。

なお、求職者枠での参加は、現在進行系で転職活動中でなくてもよいです。
今後の転職活動のためでもいいですし、以前行った転職活動の疑問を確認する場として活用いただいてもよいです。

採用担当枠で参加する方には以下のような利点があります。

  • Yappli 梶原さん、ヌーラボ安立さんのカジュアル面談に関する採用ノウハウを知ることができる
  • カジュアル面談を受ける側の考えていることを知ることができる

求職者枠で参加する方には以下のような利点があります。

  • 採用担当が何を考えているかを知ることでカジュアル面談に挑む際に必要なことがわかる

なお、双方の利点として

  • しがないラジオのガミさんのモデレーター姿を見ることができる

という人を選ぶポイントもあります。

よろしければ、ぜひご参加ください。
また、イベント結果はレポート記事としてアウトプットする予定なので、当日参加できないが内容が気になる方はそちらをお楽しみに。