「いきなり1on1で教育心理学を用いてふりかえって成長する会」が参加者にとって満足度の高い集まり(ツイートにて確認)だったので、ミートアップで行ったことを抽象化してテンプレート化してみました。
該当の会に関して詳しくは以下をご確認ください。
前提
- 推奨参加人数4名(多すぎると話がまとまりきらないだろう)
- 進行慣れ、ノートやホワイトボードの活用に慣れた人が最低一人いること
ルール
これは「いきなり1on1で教育心理学を用いてふりかえって成長する会」で明示していませんでしたが、事実上成立していたものです。
- 他者の発言は最後まで聞き、割り込まない
- 発言の背景、詳細などに思いを巡らせ問いかけをする
- リアルタイムで発言内容のノートをとり、その内容を全員がリアルタイムで確認可能にしつつ進める
- 今回は画用紙だったが、ホワイトボードなど同等の役割を果たすものならなんでもよい
- 終了後ノートの内容を参加者に共有する
進行と内容
- 関心領域を軸にした自己紹介を一人ずつ行う
- 関心領域に強く関心を持つに至った原体験を紹介を一人ずつ行う
得られるもの
- 会話以前にお互いの事を深く知らなかった状態から、主要関心対象に関する理解が深まった状態になる
- 各自が最も深く追求している領域の話を聞くことによる知的な刺激を得られる
- お互いの問いかけにより自分で気づいていなかった思考に到達する
- リアルタイムでノートにまとめることで、会話途中で「会話の迷子」になったり、理解が曖昧にならずに済む
- 最後にノートが共有されることで、あとから確認可能な情報になる
まとめ
まとめてみて思ったのですが、これって外部のミートアップだけではなく、チーム内の価値観共有のためのグループワークとしても良さそうな気がしました。
価値観や強みについての考えをチーム感で語って、チームの心理的安全性を高めるようなワークがあると思いますが、そういうものに近い効果がありそうだなと。
まず、主要な関心事はその人の中で最も多くを語れることであるはずです。
また、原体験まで遡るとその人の考えの根底にあるものを時系列も含めて知ることができます。
こういったところで相互理解が深まりつつ、人は多様であるという認識が深まるように思いました。