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Recruiting Operations tbpgr(てぃーびー) のブログ

伝達力が高まった4つの理由を振り返る

仕事においてコミュニケーションが重要だと言われます。
コミュニケーションは広い意味の言葉ですが、システム開発に関わる人にとって重要となるのはおそらく「伝達力」でしょう。
伝達力はこちらの意志を相手に正しく伝える力です。

私は他者から伝達力が高いと言われることが少なからずあります。
そこで、なぜ私の伝達力が高くなったのか、過去の出来事をふりかえってみることにします。

きっかけ

この記事を書くにあたったきっかけとして、成長と充実を支援するコミュニティである Growthfaction の Slack で、以下のようなやりとりがありました。

  • VTRyo さん ここのチャットって事前情報が無さそうな人に人に対しての配慮が他よりもされていることに気づいた。
  • yunon さん てぃーびーさんが特にそのあたりしっかりしている
  • KANE さん ありがたやー
  • ヨコヤマ さん 新参にやさしひ。ありがとうございます。

このとき「なぜ自分は事前情報の有無への配慮ができるのだろう?」ということを考えました。

事前情報の有無への配慮ができる理由

私が考える事前情報の有無を意識してコミュニケーションできる理由は「伝えるコミュニケーション」ではなく「 伝わるコミュニケーション 」を意識しているからだと思いました。

「伝えるコミュニケーション」は自分が伝えたいことを伝えるだけです。相手に伝わったかどうかは考慮しません。
「伝わるコミュニケーション」は自分が伝えたいことが相手に伝わること意識します。

コミュニケーションは意思疎通なので「伝わるコミュニケーション」である必要があるはずなのですが、慣れていないとついつい「伝えるコミュニケーション」になってしまうものだと思います。

「伝わるコミュニケーション」ができない理由は一言でいうのなら「コミュニケーションの難しさを認識していない」ということが根っこにあると思っています。
齟齬なくコミュニケーションすることは、けっこう難しいものです。

具体的には

  • 人それぞれ物事に対する前提知識は異なる
  • 人それぞれ同じ言葉に対して思い浮かべる内容は異なる
  • お互いが会話のどこに着目しているかによってすぐ話の軸がずれる

などがあるでしょう。

私は過去の経験から、物事が伝わるには上記のような要素に配慮しつつ伝える必要があるということを認識しています。
これが私が「伝わるコミュニケーション」をできる理由です。

伝達力が高まった4つの理由

いつからなのか、明確な記憶はありませんが、以下のようなできごとが私の伝達力を鍛えたのだと考えました。

  1. ゲームの攻略サイトの運営
  2. 業務における Issue の起票を朝から晩まで行う日々
  3. CodeIQ の出題
  4. 子どもとのやりとり

ゲームの攻略サイトの運営

大学生の頃に家庭用ゲームの攻略サイトを運営していました。
また、社会人になってからも格闘ゲームの攻略情報をほぼ毎日ブログにまとめていました。

攻略情報は伝わってはじめて意味があります。
そして、伝わると反応がありますし、わかりにくいと指摘が入ります。
こういったやりとりを大量に行った結果、伝達力が鍛えられたと考えています。

業務における Issue の起票を朝から晩まで行う日々

前職にて、要件定義から炎上していたプロジェクトの単体開発終了以降にタスクマネジメントの担当をしていました。

課題管理システムに Issue を登録し、問題の切り分けをし、その内容を説明欄に記載し、アサインを決めて担当者に説明する。
そんな業務を朝から終電まで半年近く行い続けていました。

複数の会社から集まっていて能力差が大きく有るメンバー。
日本語がそこまで得意ではない中国人の開発者もまざっている。
ビギナーも多くいる。
そんな前提のもと、各担当者ができるだけ短時間で内容を理解できるような文章を書き、説明する力が求められ、その状況において能力が鍛えられました。

CodeIQ の出題

2013年末から2018年4月末までプログラム問題に挑戦する転職支援サービスである CodeIQ の出題者をしていました。
CodeIQ の問題はビギナーから凄腕まで様々な人が挑戦します。
また、プログラムの問題ということもあり、前提の厳密さが求められます。
問題が意図通りに伝わらなければ挑戦者の満足度は下がり、次回から私の問題に挑戦してくれなくなる可能性があります。
そういった条件下で、伝達力が鍛えられました。

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子どもとのやりとり

子どもに質問をする。
子どもに何かを伝える。

このとき、

  • 子どもはどこまで言葉を知っているだろうか?
  • どのような言い回しだと理解しやすいだろうぁ?

などを大人相手よりもかなり考える必要があります。
平易な言葉で。短い文章で。質問を許容する優しい姿勢で。ときには身振り手振りを交えつつ。
きちんと子どもと向き合おうとすると、そんな姿勢が基本となります。

まとめ

私の個別具体的な経験から伝達力を鍛える方法として、以下をおすすめします

  • コミュニケーションの難しさを実感するために、普段のやりとりで「伝わらなかったな」と思ったときに相手に伝らなかった事実と原因を確認する
    • これによってミスコミュニケーションの傾向を掴む
  • 伝わるコミュニケーションが求められ、その成否が確認しやすい場で鍛える
    • 実践の必要性の中で伝達力が鍛えられる

ここで悪手になるのは「こんなことも理解できない相手が悪い」という姿勢です。
この思考をすると自身の伝達力を伸ばすきっかけを失います。

Growthfaction は 技術書典6 に出展します

新刊として「挫折論への招待」
既刊として「セイチョウ・ジャーニー」
を頒布します。

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