Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

KANE vs Forkwell で学ぶ。先見の明

先見の明に関して、

  1. 下地作り
  2. シナリオ・プランニング

の面から、どのような情報を元にどのように未来について考えるかをまとめます。
そして、未来を見据えて行った選択の事例を示します。

先見の明とは?

事が起こる前にそれを見抜く見識

下地作り

何があれば将来を見通せるか?
先見の明に影響を与える変数は以下のようなものがあると考えます。

  • 未来に関わる情報、知識を持っている
  • 歴史や経験から物事が起こる因果関係の例を多く理解している
  • 経験や未来の情報から未来を予測する習慣を持ち、その経験を蓄えている
  • 未来を予測する際に有効となる知識と思考力を蓄えている

シナリオ・プランニング

普段瞬間的に察知する未来は直感的に上記のような要素を元に、

  • 未来の機会
  • 未来の危機

を感じているのだと思います。

しかし、腰を据えて未来について考えることもあると思います。

  • 自身の将来の選択
  • 就職・転職時の所属組織の未来の予測
  • 担当プロダクトの未来への戦略
  • 個人的に大きめの取り組みを始める際の未来の予測

などです。

そういった際にシナリオ・プランニングが有効になります。
以下にシナリオ・プランニング手法の例として、

  • 適応シナリオ・プランニング
  • 変容シナリオ・プランニング

についてまとめてあります。

tbpgr.hatenablog.com

サンプル

昨日( 2018/11/08 ) Forkwell vs KANE さんというツイートから Forkwell さんから KANE さんへのスポンサー提案に至るまでについて、私の脳内と実際に起こったことをまとめます。

あったこと

かねさんが暗黙的に Forkwell さんを連想させるツイートをしていました。
ちょうど少し前にイベントのツイートで「また出たな Forkwell」というツイートをちらほら見ていたので、すぐに Forkwell さんを元にしたネタツイートであることを察知しました。

また、つい最近 Forkwell が Qrunch の公式スポンサーになったことを思い出しました。

codomisu.qrunch.io

この時点で、スポンサーになるとまでは思わなかったですが、これだけアグレッシブで素早く・柔軟な意思決定をするのであれば、一定の確率でポジティブな出来事が発生しそうな予感がしました。
また、サービス名でエゴサしているであろう、という予想はついていたので、サービス名を含めたネタツイートをすることにしました。

この段階で続きのツイートを考えていたのですが、こちらが次の手を打つ前に反応がありました。

ここで、 KANE さんがポッドキャストをやっているということから、以下のようなツイートをすることにしました。

Forkwell さんを巻き込んでいるので、宣伝もしておきます。

そして、 KANE さんのポッドキャストの詳細情報を把握可能にします。

で、こうなりました。

脳内で起こったこと

  • KANE さんの発言とそこから連想された Forkwell さんの情報が頭を巡った
    • シナリオA
      • タツイートをすることでポジティブな結果が発生する
      • Forkwell さん, KANE さんにとって Win x Win な結果になる
    • シナリオB
      • タツイートはスルーされる
      • ポジティブな結果はないが、特に問題も起こらない

まとめてみると、上記のようなシンプルなものです。
そして、両シナリオを見る限り「ノーリスク、ハイリターン」です。
なら、短時間でツイートするだけなのでやったほうが得だよね、という判断になりました。

もう少し掘り下げると、 CodeIQ の出題者をやっているときに、リアルタイムで起こる出来事を元にしたポジティブな出来事がいくつかありました。
その一例として Twitter 上でのちょっとしたやりとりから、 supermomonga さんとのコラボ問題を出題したことがありました。
結果として、大きな盛り上がりのある問題になり、優秀回答をまとめた記事の反応も上々でした。

b.hatena.ne.jp

※ CodeIQ MAGAZINE がまるごとなくなったので、はてなブックマークのみ残っています

きっかけはこの記事です。

qiita.com

ここに関わる話題で TL が賑わっていて、その流れから以下のようなツイートに。

チラチラと登場されておられる => 私や他の人が、不適切な FizzBuzz の世界の記事のような問題を CodeIQ で出したら楽しそうだよね、とツイートしていた。そこに like の跡が残っていた。

こういった経験も今回の思いつきに役立っていそうだなと思いました。
このときは、すでに Qiita の記事上で多くの反応を集めている面白い題材があり、CodeIQ でも定番で人気があった「FizzBuzz」がお題であり、 supermomonga さんとコラボできるという状態からスタートできるのなら、通常の問題に比べて注目度も上がるだろう、という未来を予測しました。

出来事と思考の全体像

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※クリックで拡大表示できます

まとめ

瞬間的な意思決定の過程を詳細化し、言語化し、可視化してみました。

Forkwell さんスポンサードの おしごとam ・ おしゅうかつam を楽しみにしています。

www.oshigotoam.com

Forkwell Port

Forkwell さんはエンジニア向けのポートフォリオサービスをしています。

portfolio.forkwell.com

GitHub のデータをもとに可視化をしてくれて面白いですよ。
以下は私のリポジトリ内容を元にした出力結果です。

portfolio.forkwell.com

この記事の目的

  • KANE さんの応援
  • Forkwell さんがスポンサー活動に積極的であるということの認知を広げること
    • Forkwell さんの恩恵を受ける人が増える
  • 自分が先見の明についての思考を深め、記憶を強化すること。現実のお題と絡めたほうが記憶が強化される

補足

Forkwell さん、 KANE さんより記事の変更・削除の依頼などあれば対応いたします。

関連資料