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Ruby プログラマ tbpgr(てぃーびー) のブログ

越境の経験値が溜まったので、越境の流れとリスクについて言語化した

書籍「カイゼン・ジャーニー」とともに広がりを見せているように感じる「越境」という言葉。
そこで、自身と「越境」について振り返ってみることにする。

越境とは?

越境とは何か? 目的のために、役割を選ばず、あらゆる人を巻き込み、あらゆる手段を取り、目的を問い続けることだ。この越境のサイクルを回すことが、目的を達成するために必要だという。

『カイゼン・ジャーニー』著者が語った「立ち返りの問い」と「越境のコツ」とは【デブサミ2018】:CodeZine(コードジン)

越境と私

  • リーダー同士が喧嘩しているチームA(所属チーム)、チームBの間を取り持つために、チームBのサブリーダーを巻き込んでコミュニケーションの迂回路を設立して乗り切る
  • チーム内に現状発生している技術領域の問題を解決できる人がいないため、下請けの立場からプロパーの他チームの方に協力依頼をした(何様だと怒られたが、結果的に解決につながった)
  • 組織レベルの問題を解決するために必要な複数の人を巻き込んで解決をした
  • 案件に必要な人材を外部に声がけして連れてきた
  • 営業案件を取り次いだ
  • 普段の業務の中で対症療法を発見し、真因を発見し協力して問題を解決した
  • etc

その場に存在する誰の役割でもないが、誰かが解決しなければいけない問題があり、
自身がその問題構造の一部として関わっているとき、率先して解決していく気質にある。

越境の流れ

だいたい共通する越境にまつわる問題解決についてまとめてみた。

状況

問題を発見したが、問題の真因調査や解決のためには他者の協力が必要。
その問題を放置すれば全体にとって好ましくない影響があるのは明らか。

問題

問題があるが、自分ひとりでは解決不可能である

要因

  • 真因分析の情報収集のために他者の協力が必要
  • 改善への意思決定のために他者の協力が必要
  • 改善アクションへの協力依頼が必要

解決策

自分が発見した問題の構造と、解決のために他者の協力が必要であることを 説明可能にし、関係者に直接相談して、協力を得る。

アクション

  • 問題をわかりやすく説明できるようにまとめる
  • 必要な人へ説明の機会をもらう。相手にとってどのような価値のある問題なのかという視点を持つ
  • 最初から必要な人に直接話せない場合は、必要な人にリーチしやすい人に相談する
  • 説明をして、対応の必要性に同意してもらう
  • 実際に問題を解決する

越境の準備

相手次第ではあるが、越境で協力を得るにはある程度の信頼が必要となる。

  • 普段の行動や、過去の成果など、相手との関わりの中で信頼があるか?
  • 今その場で行っている説明や、その背景にある想いに信頼に足るものがあるか?
  • お墨付きを与えてくれる人の協力があるか?

などの要素によって協力を受けることができるかどうかが変わるような気がする。
とはいえ、事前の信頼貯金がなければ行動しないかというとそんなことはない。

越境のリスク

越境の中でも特に、役割の越境をした場合、本来の自分の役割を行う時間が減ることになる。
それは言い換えるならば専門性を高める機会の損失でもある。
さらに、越境をするとその後も越境をする機会が増える傾向にある。
つまり、どんどん専門性が薄まっていく。

「越境のプロフェッショナル」・「改善の伝道師」のような立場になる場合はいいとして、
あくまでメインの役割がある場合は、このあたりがリスクになりそうだ。

まとめ

問題の真因解決をしようとした際に、部門内だけで閉じる問題ばかりではない。
そのため、真因解決に意識がいく人にとっては解決するのなら越境がつきものになる。

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