インターネット以前を思い出すと、新たな人と交流するきっかけは
現実世界でどこかに足を運んで、
- 何かの集まりに参加すること
- 友人に紹介してもらうこと
- 偶発的に出会うこと
などであったと思います。
仮にこれを 表面化型経路の出会い と呼びます。
私はこの種の出会い方がとても苦手で、インターネット以前の時代の交流範囲はとても狭かったです。
表面化型の場合は、基本的にはお互いが未知の状態で会います。
友人の紹介の場合は、友人が事前に少し話しておいてくれるかもしれませんが。
そして、インターネット時代。
掲示板での交流、チャット、SNS の発展など環境が大きく変わりました。
このインターネット時代での出会い方を 水面下型経路の出会い とし、
この 水面下型経路の出会い についてまとめます。
「水面下型経路の出会い」について
水面下型経路の出会いが始まってから、実際に対面の交流に至るまでを整理してみました。
- 活動への認知
- 関心の強化
- オンラインでの交流
- オフラインでの交流の機会が発生
活動への認知
自分がWeb上で活動する様々な場で、相手に認知される可能性が発生します。
認知されやすさは
- 関心領域が近い人が集まるオンラインの場にいる
- 関心領域に関するアウトプット(発言、成果物)を多くしている
- 多くの Channel で活動している
- 関心領域において独自性をもっていること
などが影響するように思います。
関心の強化
自分の発言や、表に出している価値を元に人知れず相手の中での関心が高まります。
- オンラインでの発言に対する共感やポジティブな驚き
- オンラインでの行動に対する共感やポジティブな驚き
- 表に出している価値の恩恵を受けることによる感謝
自分は相手に認知されていることは知らないが、相手からは認知や感謝をされていて、
その度合が高まっている状態です。
例えば
- 「ドングリを語らせたら随一の栗頭さん」
- 「ドングリのノウハウを惜しまず提供してくれる栗鼠川さん」
というように。
オンラインでの交流
相手への認知、関心が高まるとオンラインで直接交流をする機会が発生しやすくなります。
例えば、
- 関心領域について会話したくなるような内容が発信されている
- 自分が相手の助けになれる機会が訪れる
- 相手が自分の助けになれる機会が訪れる
- 関心領域の近い複数名で何か共同で物事を行うような話題が出る
などです。
こういったことを機に、オンラインでコミュニケーションを取るようになります。
オフラインでの交流の機会が発生
2名以上でのオフラインの交流が継続し、何かをきっかけに誰かが一言「飲み会をやりましょう」
といったようなきっかけを作ることでオフラインでの交流につながります。
距離の関係で会えない人がいることもあるでしょう。
しかし、オフラインの友達よりも仲の良いオンラインの友達という関係もたくさんあると思うので、
オフラインで会ったかどうかはもはやあまり関係ないのかもしれません。
まとめ
私は今年で40歳です。
インターネットの利用が一般的になってきたのは、大学生から社会人になりたての頃でした。
それ以前の私と言えば、家族・水泳仲間・同じ学校の人以外との交流は一切ありませんでした。
自身の気質からして、もし世界にインターネットが無かったら似たような基準の交流範囲に
とどまっていた可能性が高そうで、ブラック企業で単独で派遣されていて、職場で人とのつながりがなく、
職場外では新たに交流を作る時間・体力的な余力もなかった事も考えると完全に一人で病んでいた
のではないか、という予想ができます。
インターネットが私のような気質の人間に与えた影響は多大だと思いました。
※インターネットといえば、ブラック企業でボロボロになっていたときは Web のシステムを作るお仕事をしていたのですけどね。