Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

読書の効果をその場で終わらせないためにすること

良さそうな本を読んだ。
良さそうな手法が載っていた。
良さそうな理論が載っていた。
よっしゃわしつよくなったぞい!



全然強くなっとらん・・・

そんなことって、ないでしょうか?

以下に、パターン・カタログのフォーマットでまとめます。

背景

主に何かの役に立てるために選んだ書籍の読書は、
読んだことで満足しがちな面があるが、実際に役立ててこそ価値がでる。

問題

読書で得た知識や手法は意識的に使っていかないと役に立つ確率が低い。
そして使わないほど忘れやすい。

要因

  • 使わない記憶は薄れる
  • 気持ちが盛り下がっていると行動しにくい

解法

読書後、身の回りに適用できそうなら行動してみる。 即駆動できなかったら積みタスクとして登録する。

行動

  • 読書後に身の回りに適用できるか考える
  • 適用できそうなら実際に試す
  • 直近試せる場所がないが、長期的に試す機会がありそうならタスク化して登録しておく

結果

実践する場合は実際に役にたつかをすぐに確認できる。
また、実際に手を動かすことで本を読んだだけよりも記憶に強く残ります。

試す機会がありそうで、タスク化した場合に
タスクが埋まる可能性もあるが、何もないよりは実践につながる可能性が高まります。

まとめ

これらをしなかった場合は、たまたま本で得た知識が活躍しそうな場面に遭遇したときに
「本の記憶を思い出せるかどうか次第」ということになり、その時期が遅ければ遅いほど思い出せないことが多そうです。

ただし、実践やタスク化をすればいつもいい結果とは限らず、影響として「ハンマーを持つ人はすべてが釘に見える」
という状態に陥りやすいので、本当に本で覚えた事を適用すべき対象かどうかの判断が難しいところです。

https://togetter.com/li/979262

基本的に仕事に何かを持ち込む場合は明らかに利点がありそうなケース以外に関しては、
先に個人で試すのがよさそうです。
個人で試すことが難しそうなものについてはチームで合意の上、あくまでメリットが見込まれるケースにおいて試すとよいでしょう。