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Ruby プログラマ tbpgr(てぃーびー) のブログ

Influence Mapping で意思決定のターゲット選定を円滑にする

何らかの施策の意思決定。実際の実施。
一定以上の人が関る場において、その決定と影響は単純ではありません。
とはいえ、毎回全会一致を狙ってあちこちに根回しするのも大変です。

そんなとき向けの可視化ツールである Influence Mapping についてまとめます。

Influence Mapping とは?

特定の課題に対して、その意思決定に影響を与える人の関係を洗い出すことで
意思決定を促す働きかけの戦略を促すことを目的とした可視化手法です。

手順

1. 中心からはじめる

課題を中心に据えます。

2. 鍵となる人物を書き入れる

意思決定の鍵となる人物を書き出します。
課題、人物間の関係を線で結び書き入れます。
関係が強いほど線を太くします。
依存関係を矢印で書き込みます。
相互に直接の関わりがない場合は矢印をつけません。

3. 影響を与える人物を書き入れる

2 で書き入れた人物に影響を与える人物を書き入れます。

4. 影響を与える計画を立てる

図を元にどの人物へ影響を与えていくか計画します。

サンプル

あるプロジェクトの二つのシステムの連携方式を決定したいとします。
二つのシステムは別々のチームA, チームBが開発しています。
チームAとチームBのリーダーは犬猿の仲です。
各チームにはサブリーダーがいて、リーダーとのやりとりと、
サブリーダー同士のやりとりは円滑だとします。

線を太くする代わりに ◎、○ で重要度を表しました。

かなり異質な例ですが、実際に経験したことがあるのでこの例にしました。
Influence Mapping の用例としてちょっと違う気がする・・・。

1. 中心からはじめる

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2. 鍵となる人物を書き入れる

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システムの連携方式はリーダーA・リーダーBの設計をすり合わせる必要があります。
しかしリーダー同士が集まると喧嘩になるため二人で決めることはできません。
そのため図には矢印がありません。

3. 影響を与える人物を書き入れる

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各チームのサブリーダーを書き入れました。

4. 影響を与える計画を立てる

f:id:tbpg:20180313141015p:plain

各リーダーの設計をサブリーダー同士で確認する、
という方針で意思決定をします。

まとめ

大きな意思決定を勝ち取る際に誰を巻き込むか?
そのためにどんな信頼を勝ち取るか?
というのは重要です。
そこで Influence Mapping を作成することで、効率よく必要最低限で重要人物
に対してアクションを取ることができそうです。

インフルエンサーが強く影響する分野のWebマーケティングなどにおいても
活用できるかもしれませんね。

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