問題には原因があります。
原因には分かりやすいものもあれば、
組織構造や人の性質の奥深くに根ざしているわかりにくいものもあります。
様々な問題がどのように解決されるかを整理します。
この記事の内容は知識と経験ベースのものであり、実証による裏付けなどはありませんので、
そういった前提が必須と考える方にとっては読む価値があまりない記事になります。
六神将
1神将 ヒントの量
問題を細分化し、掘り下げれば掘り下げるほど、解決のためのヒントが増えます。
掘り下げに影響を与える要素として以下のようなものがあります。
- 心理的安全性
- 協力関係の度合い
- 活動の記録量
- 事実と解釈の区別
- 曖昧さへの許容度
ヒントを増やす際にこれらがネガティブな方向に偏っている場合は、
改善していく必要があるでしょう。
ヒントが不十分の場合に起こりうるのは以下の事象です
- 諦め
- 成功率の低い解釈に基づく予想
そして、何も対処しないか対処しても改善されないという状況が生まれます。
2神将 経験
難度の高い問題でも過去に類似の経験を持つものがいる場合は、瞬時に解決が可能です。
問題がそれと判別するための材料さえ発見できれば閃きが生まれます。
解決容易度としては
経験レベル | 解決難度 |
---|---|
経験済 | 簡単 |
類似経験有り | 普通 |
未経験 | 困難 |
となります。
類似経験有り、の部分については 6神将 として紹介する「知識の抽象度」が影響します。
3神将 思考力
物事に対する思考力が強いほど問題を解決しやすくなります。
4神将 視点
視点が多いほど問題を解決しやすくなります。
5神将 知識量
知識が多ければ多いほど問題を解決しやすくなります。
6神将 知識の抽象度
知識が抽象化されて多方面に適用な概念になっていればいるほど、
問題を解決しやすくなります。
問題解決に関るトピック
問題解決に関るトピックと上記の要素の関わりについて。
チームでの問題解決
全く同じ経験を持つ人がいないことが明白であるように、
人はそれぞれ異なる経験をしてきます。
つまり、チームで問題に取り組むというのは個人で取り組むのに較べて
- より多くの視点
- より多くの知識
- より多くの経験
を得ることになります。
ペアプログラミングやモブプログラミングを行うことや、
そもそもチームで働くことのメリットの一つであると考えられます。
外部コンサルタント
問題の対象領域に強い外部コンサルタントについては、
- 多くの経験
- 多くの知識
- 強い思考力
- 幅広く適用可能な抽象化された知識
- コンサルで培った多様な視点
などによる活躍が期待されます。
中途採用
中途採用した社員は他の社員と異なる
- 視点
- 知識
- 経験
を持っています。
そのため、既存の社員では解決できずに諦めていた問題を発見し、
解決してくれる可能性があります。
離職率
組織内の離職率が低ければ低いほど、
組織で経験を積んだ人材が増えることになります。
組織内で既出の問題や、類似問題を経験済みの場合、
6神将 の中では 1神将「ヒント」と2神将「経験」が
最も費用対効果が高いと考えます。
「経験」を思い出すための必要最低限な「ヒント」。
これが揃えば解決策を出すために必要な時間はとても短いです。
まとめ
【緩募】6神将の擬人化
という冗談はさておき、みなさんの現場は
どの神将が強くて、どの神将が弱いでしょうか?