個人・組織に知識が生まれるきっかけを解き明かすためにゲストから様々なお話をきき、
何がきっかけであるかを少しずつ解き明かしていく事を目的にした「知識創造てぃーびー」。
第5回のゲストは アレクさん です。
今回のキーワードは「 フィードバック 」です。
楽しさ駆動
アレクさんは勉強が得意という情報を事前に把握していたため、
学習に関するインタビューをしました。
小さい頃から幼児教室にかよっていて、遊びながら学んでいたそうです。
小学校入学前に掛け算と割り算を理解してしまうくらい
小さい頃から勉強に没頭し、楽しんでいたようです。
アレクさんは以下のサイクルをうまく回しているようです。
- 新しいことを覚える
- 覚えたことが役に立つことを確認する
- また新たなことを覚える
新しいことを覚えるとその知識が役にたったり、自身の知識・能力が伸びている事を実感する。
それが楽しくて、また新しいことを覚える。
特に塾など学外での勉強については他の人と足並みをそろえて待っている必要もなく、
自発的にどんどん先に進めることができるのも楽しかったそうです。
覚えたことが役に立つことを確認する
の部分はテスト・練習問題など、定量的に把握可能なもので確認することが多かったとのことです。
そんなサイクルが短い周期で見事に回っている。
そのため、やる気が持続する。
結果として大量の学習を楽しみながら続けることになったようです。
フィードバック
- 覚えたことが役に立つことを確認する
この部分はいわゆる「フィードバック」です。
取り組む対象への自己統制感、フィードバックが明確に返ってくること。
これらはフロー状態への条件でもあります。
そして、フロー状態のように
「勉強しているとき、時間を忘れて熱中していたことはありますか?」
という質問をアレクさんにしましたが、答えは YES でした。
フロー状態は幸福感をもたらします。
まとめ
取り組む対象のフィードバックを早期に、定量的に把握可能にすることが
楽しくものごとを継続する秘訣のようにみえました。
勉強は定量化しやすい面がありますが、成果が定性的なものは
それを定量化する基準を作るなど「明確なフィードバックを可能とする工夫」を
身につけておくと、ものごとを継続する秘訣を適用できる範囲が広がりそうに思いました。
私は定性的なものを定量化するよいノウハウをまだもっていないので、
何かよい工夫をもっている方がいたら聞いてみたいです。
謝辞
この記事の内容については事前に「アレクさん」に確認していただいた上で公開しています。
他にも色々と興味深いお話を聞かせていただきました。
「アレクさん」ありがとうございます。