組織には常に多くの問題があると思います。
その中でも「やれば解決できるが放置されている問題がある」という状況を
見かけたことがあるかたは多くいると思います。
私も昔は数多のブラック現場にいたので記憶に焼き付いています。
この事象について考えてみましょう。
行動すれば解決できる問題の例
例えば、
- 会議が時間通りに開催されない
- ホワイトボードのペンが出なくなっているが誰も取り替えない
のように些細で分かりやすく、優先度の判断をするまでもなくアクションをとれば
すぐに解決できるようなものを意図しています。。
問題解決は問題さえ見つかれば解決したようなものだ、
という話をきくことがありますが、そうでもないようです。
問題が残り続けている原因
問題に気づかない
そもそも問題が問題であることに気づかないケースがあるでしょう。
言い出しっぺの法則が発動する
以下の記事に通じる内容です。
問題を発見した人が得意ではない領域の問題を担当し、
しかも特に評価には反映されない。
そんな状況になれば次回から報告しなくなる可能性が高まります。
問題を解決するインセンティブがない
あくまで稼ぐための手段のみとして仕事をしていて、
さらに問題を解決したところで評価・報酬にも結びつかない場合は
問題を報告しなくなる可能性が高まります。
※組織のビジョンへの共感や、問題を解決することを経験値として
とらえている人は評価・報酬がなくても行動するでしょう。
評価・報酬に結びついた方がいいですけど。
変化を好まない人が多い
組織内に変化を好まない人が多いと、よかれと思って報告した問題が
「余計な仕事を増やして」「変わるのが嫌」という反感を買う場合があるでしょう。
そんな状況になれば次回から報告しなくなる可能性が高まります。
人間関係が悪い
人間関係が悪いと、複数人が関る問題の解決が難しくなります。
結果、そういった問題は解決されないでしょう。
問題の影響に鈍感
一つ一つの問題がどのような負の効果、機会損失を生み出しているかに鈍感な場合、
問題を放置することを選ぶでしょう。
- 時間資源の浪費
- ストレスの増大
- 組織への失望による離職者の増加
等色々とありそうです。
出る杭を打つ
ちょっとした問題が部署間の境界などで起こった場合、
誰かがその領域をカバーする必要がありますが、
縄張り意識により攻撃的な反応を受けるケースです。
まとめ
大きな枠で捉えると組織環境、組織文化、採用、従業員のインセンティブなどに起因するように思います。
気づいた問題、残り続けてますか?