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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

格闘ゲームから振り返る。仲間が増えるきっかけ

成長仲間について考えていて、ふと格ゲープレイヤー時代を思い返しました。

初対面が苦手で消極的な私は、普段自分から見知らぬ人に話しかけることはほとんどありません。
そういった私ですが、格ゲープレイヤー時代はかなり多くの方と知り合って交流していたことを思い出しました。
その過程について思い出すことで「近い領域にいる熱心な仲間を増やしたい人」のヒントになればよいな、
と思い、まとめてみることにしました。

格闘ゲームで仲間ができる前

私は格闘ゲームに長いこと没頭していました。
当初は直接の友人数名と楽しんでいました。

識別可能性

そのうち、ゲームにカードを使った戦績登録システムが実装されました。
これによって、リングネームにより対戦相手が識別可能になりました。
名前重要。

もともと「対戦相手がどんな人間か」ということについては無頓着でしたが、
名前がついていると頻繁に対戦する相手のことは認識するようになりました。

メッセージ交換

次に、対戦後に自分で登録したメッセージを複数表示できるようになりました。
「対戦ありがとうございます」とか「楽しかったです。またよろしく!」のように。

また、ゲーム連動のモバイルサービス上でも対戦相手に
幾つか用意されている選択肢からメッセージを送れるようになりました。

これにより、対戦相手に好感を伝えることができるようになりました。

この流れで何名かの人と直接話すようになりました。

レアアイテム

対戦時に宝箱がでて、勝つと中身をもらえる「争奪戦」というものがあります。
システム上、レアアイテムをコンプリートしているかどうか把握可能なので、
自分がレアアイテムをコンプリートしていると、「レア争奪戦」が発生した瞬間に相手のものだということがわかります。
このとき、相手にアイテムを譲る(わざと負ける)ようにしていました。
これがきっかけで話すようになった人が数名いました。

仲間の友達

少しずつ仲間が増えていくと、

  • 仲間の友達と仲良くなったり
  • オフ会に誘われたり
  • 遠征に誘われたり
  • 大会に誘われたり
  • 弟子入りを希望されたり

します。
ここまでいくと交流が一気に広がってきます。

プレイスタイル

奇抜であったり、研究したレアなコンボなどを使うスタイルをしていたので、
対戦相手から唐突に話しかけられることがありました。
ある日、再現条件がレアな仕込みが必要なバグ技を仕込みやすい相手がいて、
狙ってバグ技を再現させたら、
対戦後に相手が「奇跡がおきたんですけど、なんですか、それ!」と。
私が「えへ、狙ってやりました。あれはですね・・・(説明)」という感じで友達になりました。
このときの人の連れが実はめちゃくちゃ有名な方(ゲーマーとしてじゃなくて)で、
そんな方とつながるきっかけもできたりしました。

アウトプット

攻略情報をアウトプットしていると、オンラインでも交流がでてきて、
特に同じキャラクターを使っている仲間が増えました。
濃くてレアな情報を出しているほど、濃い人が集まってきます。

仲間の効果

  • 共通のゲームを楽しんでいる仲間が増えると純粋に楽しさが増える
  • 情報交換によりさらに研究が捗る
  • 何か発見したときに仲間と共有する楽しみが増える
  • 何か発見したときに仲間がさらに進化させてくれることがある

まとめ

格闘ゲームにおける仲間とか友達作りって、基本的に同じゲームを楽しんでいて
すでにいっぱい対戦して、対戦の内容から相手が好意的か敵意を持っているかだいたい察しがつくので、
こちらから話しかけるときも初対面とは思えないような形で話せるのがとても楽でした。
事前にテキストメッセージでやりとりしているなら尚更です。

今回の件をちょっと抽象的にまとめると、どちらかが話しかけるきっかけになりやすい要素としては

  • 事前に交流がある
  • 事前に好意があることがわかっている
  • 善意がきっかけになる
  • 自分がレア度の高い情報を発信している
  • つながりの多い人と友達になったあとである
  • ある程度広がってくると、あとは一気に増える

などがありそうです。
これらの特徴は格ゲー以外にも有効に思います。
特にある程度レア度を持ったあとは、勝手に話しかけてきてもらえるというのがあり、
こちらから相手に話しかけにいくのが苦手な人間としてはこんなにありがたいことはありません。
その領域の中のどこでもいいので、いい意味ですこし特異な人材になっておくと楽そうです。

補足

この記事は成長仲間の記事の流れで「成長仲間が欲しい!」と言っていた人たちへのヒントになるかも、
というのが執筆の目的です。

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