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10,000件の情報を扱う方法が属人化されていたときに起こること

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10,000件のデータに対する処理が暗黙化されていたときに起こることについて考えます。

この記事の内容は、お題化しています。

お題「暗黙知カタログ」

状況

10,000件のデータに一定の処理を施す必要があります。
作業方法は個人に委ねられていて、早い人は全件で1秒・遅い人は1件あたり1秒をかけて処理していることがわかりました。

早い人と遅い人の差

時間
早い人 1 sec = 1秒
遅い人 10,000 x 1 sec = 10,000 sec = 2.77時間

まとめ

Excelのマクロ・正規表現・システムによる自動化などが可能な業務に対して、
それが可能であることに気づいている人とそうではない人では大きな差があることがわかります。
この「早い人」が大量データの処理を1秒で終えているノウハウが個人に暗黙化されてしまっています。
これを形式化し、他の人も実施可能にすることで組織全体の生産性が大幅に上がります。

暗黙知を形式化

この記事で紹介したような暗黙知の形式化をしていくために Sharain という手法を練り上げています。

Sharain (【ʃeəréɪn】)とは暗黙知を形式化するための手順です。
Share + Brain = Sharain です。
以下に関連記事をまとめています。

tbpgr.hatenablog.com

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