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Ruby プログラマ tbpgr(てぃーびー) のブログ

心理的安全性の敵の一つ。「怒り」について考える

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汚物のようなコードに対する怒り。
開発者のことをわかってくれない営業担当への怒り。
そんな怒りをSNSなどでよくみかけます。

システム開発に関わる「怒り」を軽減・緩和・抑止するために何ができるか?

「怒り」について考えてみます。

怒りは二次感情

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怒りは二次感情であり、氷山のように例えられます。

怒りの下には例えば

  • 悲しみ
  • おそれ
  • 傷つき
  • フラストレーション

などの一次感情があります。

怒りのコントロール

「怒り」をモチベーションにできるアンガーマネジメントを学ぼう - リクナビNEXTジャーナル

上記で紹介されている3つのコントロール方法をシステム開発の現場に当てはめて考えてみましょう。

思考のコントロール

原因療法としての怒り対策。
自分が「こうあるべき」と思っている範囲を減らします。

例えば「エンジニアは業務外でも勉強すべき」と考えている人がいたとします。
※私は個人の自由だと思っているので「勉強すべき」とは思っていません

他人に対して自分の価値観を元にした行動を強要することの問題点を理解し、
他人に対して許容する範囲を広げるようにします。

衝動のコントロール

対症療法としての怒り対策。
怒りの衝動をおさえる行動を決めておくことで怒りをやりすごします。

  • 怒った原因をコード化する
result = a.act(:hoge)
if (result)
  ore.angry
else
  ore.not_angry
end
  • not 演算子
    • どうやったら怒っていなかったのかを考える
      • 怒った原因が浮き彫りになる
  • 怒りの原因をなぜなぜ分析する
    • 論理的でエンジニアっぽい点がよさそう
    • 後続で紹介する行動のコントロールにも使える
    • 原因次第ではもっと怒りが燃えそう。両刃の剣

行動のコントロール

対症療法としての怒り対策。
重要度と変化可能かどうかで対応を変えます。

重要度 変化可否 対処
対応する スキル不足で自分に怒りを感じる
=>勉強する
対応しない 同僚のコードの作法(好みの領域)が自分と異なる
=>気にしても仕方ない
不可 対応しない ブラック会社に勤めて、残業が多すぎる
=>間接的な対応策として組織内にいることを前提に怒り続けるのではなく、辞めることを軸に考える
不可 対応しない 同僚のTシャツが奇抜すぎる
=>気にするほどのことでもない

まとめ

「怒り」について知ることは色々と役に立ちそうです。
なぜ自分は怒っているのか?
本当に怒るべきものなのか?
価値ある怒りに時間を使うことができていますか?

おまけ

冒頭の「汚物のようなコード」をネタにした昔執筆した記事を置いておきます。

codeiq.jp

上記は CodeIQ MAGAZINE に寄稿した記事なのですが、今回参考にした
「怒り」をモチベーションにできるアンガーマネジメントを学ぼう - リクナビNEXTジャーナル
という記事が CodeIQ MAGAZINE の 馬場編集長 の記事であることに気づいて一人で
「うおっ、まじか!」というリアクションをとっていました。

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