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TOC( Theory of Constraints )の思考プロセスについて

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概要

TOC( Theory of Constraints )の思考プロセスについて

TOC とは?

TOCはTheory of Constraintsの略で、
あるシステムの目的を継続的に最大化することを狙います。

目次

TOCの問題解決を行うため思考プロセスには5つのツリーがあります。

  1. 現状問題構造ツリー
  2. 雲(対立解消図)
  3. 未来問題構造ツリー
  4. 前提条件ツリー
  5. 移行ツリー

ここで、勉強の慣習化をテーマに各ツールを使ってみます。
※別に勉強至上主義ではないです。便宜上のテーマ選択です。

現状問題構造ツリー

現状問題構造ツリーとは?

制約を明らかにするための手法。
現状の問題点=好ましくない結果=UDE(UnDesirable Effect)を列挙し、
これらの因果関係を整理し、
原因となる制約を見つけ出します。

サンプル

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雲(対立解消図)

雲(対立解消図)

問題の制約が起こっている原因である、対立構造を明確化する。
これを元に、対立を解消する仮説を導き出す。

サンプル

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未来問題構造ツリー

未来問題構造ツリー

解決策が全ての問題を解消するか検証する。
解決した問題点=好ましい結果=DE(Desirable Effect)を列挙し、
うまくいけば、現状問題構造ツリーのほぼ反対になる。
ここで、新たに発生する問題をネガティブブランチまたはマイナスの枝とよぶ。

サンプル

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前提条件ツリー

前提条件ツリー

改善の手順を決め、中間目標を配置する。
時間的な依存関係を考慮する。
実際に改善を進める際の手順を作るために利用します。

サンプル

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移行ツリー

移行ツリー

中間目標を達成するための詳細項目を洗い出します。
時間的な依存関係を考慮する。
実行計画にあたります。

サンプル

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外部資料

書籍

ザ・ゴール コミック版

ザ・ゴール コミック版

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

Web