概要
Trickle List について
Trickle List とは?
Trickle List は、長期的な戦術としてのリストに毎日成果を記していくためのもの。
Trickle = したたり落ちる雫、〈…を〉したたらす の意。
書籍「 Being Geek 」で知りました。
Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略
- 作者: Michael Lopp,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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TODO List は すべきことをリスト化し、管理する。
行わなければならないものを明確にし、最小単位に落とし込むことで
集中してリストを消化する。
TODO List の各タスクは、消化すべき対象。
(状況や優先度により破棄することもある)
Trickle List は、長期戦術をリスト化し、状況を把握するためのもの。
リストを目立たせることで脳内に大事なことを忘れずに思い出すトリガーの役割がある。
リストの項目を必ずしも毎日すべて消化する必要はない。
リストはいつでも変更可能。その時々に応じた内容にする。
Trickle List の例
※実際に自分に当てはめたら、という視点で作ってみた。実践結果ではない。
日付 / 項目 | Tweet Bot Framework 開発 |
読書 | Mac | Automation | Helper | CodeIQ |
---|---|---|---|---|---|---|
2015/02/01 | ||||||
2015/02/02 | ||||||
2015/02/03 | ||||||
2015/02/04 | ||||||
2015/02/05 | ||||||
2015/02/06 | ||||||
2015/02/07 | ||||||
2015/02/08 |
例えば、このリストはある程度現実の頻度に則して作ってみたのですが、
Mac の部分に注力できていないことが一目で分かる。
こういった点をひと目で把握できるのも、 Tricle List のメリットか。
※本当はもっと多くの項目をまとめたのですが、ブログのレイアウト場はみ出るので一部省略
Trickle List Purposes
Trickle List は戦術。
戦術を選んだ目的が存在するはず。
ということで、戦術・目的表も必要かな、と思いました。
戦術 | 目的 |
---|---|
Tweet Bot Framework 開発 | ・自分で使う TweetBot を作り役立てる。 ・拡張可能なフレームワーク開発を身に着ける ・多くの人に使ってもらえるライブラリの作成・保守。 |
読書 | ・実践のみでは得られない知識を得るために継続して読書する。 |
Mac | ・最新のツール類が Windows では動作しない、など効率化を追求すると Mac への移行が必要と判断。 ・Windows から Mac へ段階的にシフトするために Mac BookPro にふれて少しずつ習熟度を上げる |
Automation | ・効率化のため定期的に自動化を行う。 ・直接の目標ではないので、ここに時間を使い過ぎない。 とはいえ、ここを疎かにすると全体のパフォーマンスが落ちるので毎週土曜は必ず行う。 |
Helper | ・困っている人の役に立つことをする。(コミュ障のため主に Web) ・人が何を求め、何に不満を覚え、どうすれば改善するか。 ・どうすれば喜んでもらえるか、知ることは自分のスキルとなる。 喜んでもらえると純粋に嬉しい。 |
CodeIQ | ・求められる問題の作問、運営担当さんとのやりとり。効率的な保守。 ・挑戦者の方々とのコミュニケーション。 ・Tweet / Blog による self Advertisement 。 ・自分の問題だけではなく、他の出題者の問題や CodeIQ そのものが盛り上がる方法を検討・実施。 ・パイそのものが大きくなれば結果的に自分の配分も大きくなる。打算満載(白目) |
※以下は、レイアウト上の都合で Trickle List の例からはみ出た項目
戦術 | 目的 |
---|---|
Billboard | ・普段自分がお世話になっている人・プロダクト・サービスの情報を拡散。 ・拡散対象は人の感想入りものを優先。 ・良いものが広まることはお互いの利益。 ・作者の方への感謝の意味もある。 |
KPT | ・振り返りによる継続的改善。毎週日曜日に行う |
Output | ・アウトプット。 ・知見の共有による他者への貢献。 ・普段自身が他社のアウトプットから得た知見へのお礼。 ・アウトプットそのもののスキル的な価値(思考、ドキュメンテーション、見せ方) |
Next
- After Tweet Bot Framework 開発
- Trello で管理している Idea List から任意のプロジェクトを選択し開発を開始する
- 常に実際に使うものを作る。実践からの学びを継続する。
- Mac
Goal
- 人の役に立つ、自分ならではのものを一人で一通りまわせるようになる
- アイデア・設計・構築・運用・保守
- 不足部は人を巻き込む
- 自分にしかできないスキルを身に着ける
これらの結果として、個人の価値が高まるはず。
Toggl と Trello と Trickle List と esa.io
課題
- Trickle List を手動でメンテするのがおっくう
- 丸バツのみより、もう少し注力度を可視化したい
- 結城先生の色つき星取り表的な発想
- ×○△◎★ の5段階くらい?
自動化するには?
- 現在個人の タスク は Trello で管理している
- 現在個人の ナレッジ は esa.io で管理している
- 現在個人の タスクの実践記録 は Toggl で管理している
- 計測可能
- Toggl and Trello 連携
- 未導入だけど導入する予定
- Toggl か Trello に Tricle List の属性をタグなどで持たせれば、Trickle List を自動生成できそう
- タスク発生
- Trello にカードを作成
- カードに Trickle List のどの項目にあたるか指定
- タスク開始
- Trello <=> Toggl 連携 計測開始
- タスク終了
- Trello <=> Toggl 連携 計測終了
- 1日が終了
- Toggl の日次集計結果を API で Tricle List 化
- 実施時間ごとに Tricle の雫の色を変える
- 完成した日次 Tricle List は esa.io に反映
- 自動化しきれない部分は手動で追加更新できる仕組みにする
メモ
- Toggl と Trello と Trickle List の自動連携をするまで待たずに手動でいいので Trickle List の運用を開始する