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リーンソフトウェア開発 | バリューストリームマップ

概要

バリューストリームマップ

詳細

バリューストリームマップとはリーン開発・トヨタ式生産方式で利用されている手法であり、
製品・サービスの流れを表す図。
これによって、サービスの全体像への理解を深めたり、ムダを発見し改善するためのたたき台となる。
基本的に外部の関係者も含め、顧客の要求から顧客への納品までのすべての流れを記述する。

例画像

例画像について

要件定義-外部設計-詳細設計-実装-レビュー-テスト-納品。

数字は適当なのですが、仮に黄色い日にちを実作業時間。
上に矢印で記載されている時間をムダな時間とします。

例えば、要求を受けた後に社内の決済権を持つ担当者が捕まらずに1日待機になったり、
外部設計担当者が多忙のため、1日待機になったり、詳細設計時には既存の設計資料の不備が多いため
1日ムダに必要になったり、技術的負債のために本来の難度に比べて製造が1日ムダにかかったりなど。
また、この図にはないが典型的なウォーターフォルで開発していれば、後半工程で
上流レベルの不具合が見つかり大量の作業がやり直しになる場合もあるだろう。

その際は改善案として
アジャイル手法のイテレーション開発により、細かいフィードバックを受けるため手戻りの被害は最小化
・各担当に作業を詰め込み過ぎないよう余力を持たせるアサインを行う
テスト駆動開発・CI・自動テストになどにより開発速度もあがり、保守のコスト削減
などが考えられるだろう。また、改善後のバリューストームマップと退避して改善度合いを確認出来るだろう。