■概要
djUnitとは、ユニットテストを安全かつ低コストで行うこと目的に開発されたEclipseのプラグインです。
特徴として
・カバレッジレポートが利用可能
・モックをテスト内に記述(仮想モックオブジェクト)出来る
従来のJUnitだけでは記述が難しいクラス間の関係が発生する部分や
意図的に例外を発生させたり出来る。
▼カバレッジレポート
コードのカバレッジ状況をJCoverageでレポートします。
設定によって、未テストの行にマーカーを表示することも可能なので
テストで実行されてない行が一目瞭然です。
▼仮想モックオブジェクト
例えば実コードに影響を与えないままBufferedReaderをnewした時に
FileNotFoundExceptionを発生させるようにしたり、
特定のユーティリティが常に固定値を返却するようにすることができます。
■インストール方法
- Eclipseのヘルプ→新規ソフトウェアのインストールを押下
- 追加ボタンを押下
- 名前にdjUnit、ロケーションにhttp://works.dgic.co.jp/djunit/update/3.5.x/site.xmlと入力
※2012/01/03現在、Eclipse3.5版が最新になっている。Eclipse3.7環境で問題なく動作することを確認
■設定
- ビルドパスにplugin\jp.co.dgic.eclipse.jdt.djunit_0.8.6配下にあるdjUnit.jarを追加
- プロジェクトのプロパティを開く
- djUnitを選択し、カバレッジを使用するにチェック
- 仮想モックオブジェクトタブを選択し、仮想モックオブジェクトを使用するにチェック
- 適用を押下
以上で、カバレッジレポートと仮想モックオブジェクトの利用が可能になります。
■参照サイト
djUnit Wiki