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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

達人プログラマー/1章 達人の哲学

IT系技術書の定番『達人プログラマー』の読書開始。
同著者が書いているリファクタリング・ウェットウェアが面白かったので期待して
読書を開始したが、こちらもなかなか良い。

  • 達人の哲学

  責任感
    失敗に対して言い訳はしない。原因を分析し、対策をたてる。
    
  エントロピー
    物理学の無秩序を表す言葉。
    割れた窓のような無秩序な状態を放置しているとどんどん悪化していく。
    好ましくないコードの放置、他人に悪影響を及ぼす技術者の放置など。
    
  変化の触媒になる
    蛙の煮物
      蛙を熱湯に入れると即飛び出るが、ゆっくり煮ると熱さに気づかない。
      悪い状態が進行していく例え。
    石の鍋
      石の鍋を餌に村人から食料を引き出すこと。
      良い状態に進行する例え。
      
  品質要求の仕様化
    ユーザーが求める品質を明らかにし、
    品質の着地点を決める。
    凝っているだけではいつまでたっても製造は終わらないし、
    まとまりの無い油絵のようになってしまう。
    
  知識のポートフォリオ
    ポイント
      ・定期的投資
      ・多角化
      ・リスク管理
        ハイリスク
          流行技術
        ミドルリスク
        ローリスク
          基礎的な知識
      ・安く買い、高く売る
        レアで需要増が見込まる技術に力を注ぐ
      ・見直しと再配分
        時代、現場、各種コンテキスト=状況によって投資すべき知識は変わる。
        柔軟に舵取りを行うこと。
        
    ゴール
      ・1年1言語
      ・技術書を読む習慣
        これはだいぶ習慣がついてきた。
      ・技術書以外の学習
        特に人間について。システムを利用するのも人間、運営するのも人間。
        人間を理解しておくことは重要。
      ・ユーザーグループへの参加
      ・異なる環境
      ・最先端にとどまる
      ・インターネットを使う
      
  伝達
    伝達内容の把握
      何を伝えて何を達成したいか理解して質問する
    聞き手を知る
      相手が必要とする情報、相手の知識レベル等加味する
    タイミング
      コンテキストを大事に。
    スタイル
      見栄えも大事。LATEXなどで綺麗に整形された資料で目を引くこと
    見栄え
    聞き手を巻き込む
    良い聞き手になる
    聞き手の立場になる

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