Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

ボトルネックオンリーふりかえり - BOR

ボトルネックオンリーふりかえり = Bottleneck Only Retrospective = BOR とでも読ぶものを考えてみました。
BOR の読みは「びーおーあーる」です。

  1. 現状のチーム活動の中で大きな問題と考えられているものを挙げる
  2. 挙げた対象の中から取り組むに値する最重要の問題を選ぶ
  3. 問題の真因を分析する
  4. 分析結果に対する解決方法を決定し、個別のアクションに落とし込む
  5. 全てのアクションが終わるまでは新たな問題に取り組まない
  6. 全てのアクションが終わったら想定されるゴールに到達しているか確認する
  7. 不足があれば、原因を考え、新たな解決案を導く
  8. 解決したら次のお題を選ぶ

これを常に行っていて、常時最大のボトルネックの改善に向けてチームが取り組んでいる状態にすることが狙いです。

メモ

  • 2 と 3 は順番が難しく、 3 で真因が判明した結果重要度が変わる可能性がありそう
  • プロダクト開発でいう OMTM 的な考えに近い。最も大切なところから順番に取り組みたい

ポイント

真因に向き合うのが基本なので、問題の明確化にあたって多くの場合に心理的安全性の構築が必要となると考えています。

  • 各関係者から正直ベースの「感情・マインド」にも関わるような情報を引き出す必要がある
  • 解決していくにあたって関係者の「感情・マインド」の問題に立ち向かう必要がある

という感じです。

まとめ

端的に言うとボトルネックを改善するだけではあるのですが実際にここであげたようなことを実際にやっている例があればぜひ聞いてみたいです。
どこかの事例でも知っている方がいたら教えてください。

自他の暗黙の不満との向き合いかた

暗黙の不満とは、自分が不満に思っているがなぜ不満なのかを事前に相手に知らせていないという状態を意味するものとします。
相手から思われる場合は、逆に何も言われていないけどいつの間にか相手が自分に対して不満を持っているようなことですね。

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採用競争激化において無視できない存在になった Employee Experience のそもそもの目的は?

労働人口減少傾向のなか採用競争が激化するエンジニア界隈。
日本での Employee Experience の話は、その方面からでてくることが多いように思います。

書籍「エンプロイー・エクスペリエンス」では、そもそもなぜ Employee Experience が重要なのか、というところも含めて語らています。

エンプロイー・エクスペリエンス

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